借金地獄の人の死にたい体験談

借金地獄の人の死にたい体験談

 

前の夫には、数百万円の借入がありました。
それも、自分で作った借金ではなく、人から被せられたものです。

 

以前働いていた会社の社長に頼まれ、よくわからないうちに連帯保証人になってしまったのです。
もちろん、私と結婚する前のことでした。

 

結婚する時に、借金のことを知らされました。
一瞬迷いましたが、お腹に子供もできていたので結婚することになりました。
その頃は、前夫も失業状態ではなく、ちゃんと仕事があったので、毎月少しずつ返済できていたからです。

 

しかしその後、事態は一変しました。
前夫が事故で働けない体になって、失業してしまったのです。

 

生まれた子供を保育所に預け、私は一生懸命働きました。
失業した夫を支え、家族が生活するために昼はパート、夜は水商売で働きました。

 

しかし利息が高かったので、元本がまったく減りません。
どうすれば借金返済地獄から脱出できるのか、一生懸命調べました。

 

自己破産も考えましたが、持ち家があり、しかもその時義兄夫婦が住んでいたので、手放すこともできません。
しかたなく、自己破産はあきらめました。

 

誰に相談することもできず、ひたすら毎月返済し続けました。
体はボロボロになり、子供の面倒も満足に見ることができませんでした。
今思えば、子供には悪いことをしたと思います。

 

数年後、どうにか返済することができました。
その時、とてつもない安堵感を覚えました。
と同時に、どうして私がこんな地獄のような苦労したのだろう、とも思いました。

 

今は再婚して、幸せに暮らしています。
今の夫は借金が大嫌いな人なので、もうあの苦労を味わうことはないはずです。

 

借金地獄の人です!失業状態の自分が情けなくて死にたい!

借金地獄の人です!失業状態の自分が情けなくて死にたい!

 

はじめは本当に軽い気持ちの借金だっんです。
リボ払いがすごく便利だったので、それで自分の趣味(コミックを描く)に使用する道具を色々と買い集めて行ったわけです。

 

ペンとインクさえあればマンガは描けるとかよく言われますが、それはもう昔の話であって、今はパソコンや様々なデジタルツールを使って描くんですね。

 

だから、本格的になればなるほど費用がかかるんです。
そしてある日、私は気づきました。

 

リボ払いの使い過ぎ、買いすぎによる影響でどれだけたっても支払いが一向に終わらず、元々なかったお金がますます足りなくなってきたのです。

 

致し方なく、消費者金融などに足を運び、そこで借金をして支払いや日々の生活費をまかなうようになりました。
実はこの時、私はほとんど失業の状態でした。

 

恥ずかしながら親のスネをかじって生きているような状態だったんですが、さすがにこれ以上、親には迷惑をかけられないと借金のことを相談しなかったのです。
今にして思えば、これが運の尽きでした。

 

真っ当に働いて少しずつでも残高を減らしていけば良かったのですが、当時の不況の関係もあって、あいにく条件に合う仕事にも恵まれず、失業状態の私は借金を繰り返す状態でした。

 

いつしかドラマの中にしかいないと思っていた、いわゆる取り立て屋が私のもとにやってくるようになり、その恐怖感から私は不眠症にまでなってしまったのです。

 

眠れないつらさと現実から逃避したいという願いから、私は「死を選択すれば楽になれるのでは」という考えを持つに至りました。

 

しかし、実際はそんな大それたことをする勇気もなく、ただひたすら借金取りから逃げるだけの日々を過ごすようになっていました。

 

そんな私の窮地を救ってくれたのは、やはり両親であったのですが(返済費用を立て替えてくれました)…いい年をしてそこまで親にパラサイトしなければならない自分を心底恥ずかしく思ったのを今でも覚えています。